ご自宅の蔵、納屋、あるいは床の間に眠る中国陶磁器、書画、玉器はございませんか?
「これは何だろう?」
「価値があるものなのだろうか?」
ご先祖様が大切にされてきた、中国の美術品がございましたらぜひ、福島を拠点に出張買取を行う「伽藍堂」にご相談ください。
大切な品々の価値を適性に評価し、丁寧に買取させていただきます。

中国美術は真贋の判断が最も難しく、専門家による正確な査定が不可欠です。
「日常使いの古い中国古道具」から「コレクターが所有した高額な美術工芸品」まで、幅広い品目に対応できる専門知識を持つ鑑定士が査定を行います。
出張も査定も無料で承っております。
福島県内の皆様からの査定依頼を心よりお待ちしております。
中国美術の歴史的背景と世界的な価値
中国美術品は、その数千年にわたる歴史の重みと国際的な需要の高まりから、世界でも類を見ない高い価値を持っています。
蔵から見つかった一見地味な陶片や掛軸にも、時代を映す貴重な価値が秘められている可能性があります。
中国美術の価値が高い理由と評価の難しさ
1.世界的な稀少性
中国美術は、数千年という歴史の重みを持ち、特に宋時代以前の品物は出土規制などにより稀少性が極めて高いことが特徴です。
また、近年、中国国内の富裕層による需要が世界的に急増しており、相場が高騰しているため、売却のタイミングとして最適です。
2.真贋鑑定の重要性
中国美術は、美術品市場において真贋の判断が最も難しい分野の一つです。精巧な「倣古品(模倣品)」が多く存在するため、ご自身で判断せず、各王朝の様式や技法に精通した専門家による正確な査定が不可欠です。
各王朝の主要な美術様式と高額査定のポイント
蔵から出てきた品物がどの時代に該当するかを知ることは、価値を見極める第一歩です。
1.宋時代(960年〜1279年)
「雅」を追求した洗練された美意識が特徴です。
陶磁器では、青磁(龍泉窯、汝窯)や天目茶碗(建盞)など、釉薬の質感と貫入(ひび)の美しさが極めて重要です。書画では、山水画や花鳥画の繊細な筆致が評価されます。
2.明時代(1368年〜1644年)
鮮やかな色彩と力強い意匠が特徴です。
陶磁器は、景徳鎮の染付(青花)や五彩(ごさい)の稀少性が際立ちます。特に「官窯」銘のあるものは、世界的なコレクターズアイテムです。書画では、文人画が確立し、後の日本画にも大きな影響を与えました。
3.清時代(1644年〜1912年)
技巧の粋を凝らした豪華絢爛な装飾美術が発達しました。
陶磁器では、ヨーロッパでも人気が高かった粉彩(パステルカラーのような色絵)の壺や皿が非常に高額です。
また、白玉(ハクギョク)や翡翠(ヒスイ)を用いた精緻な玉器彫刻、銅器などの宮廷工芸品は、その細工の技術がそのまま価値に直結します。
買取品目の具体例

中国美術品・中国骨董品は多岐にわたり、さまざまなものが買取の対象となります。
福島を拠点に出張買取を行う「伽藍堂」では、蔵の整理で出てきた無名の品から、稀少なコレクターズアイテムまで、専門知識を持つ鑑定士が幅広く査定いたします。
これらの著名な作家や窯元の作品がございましたら、是非ともご相談ください。
中国陶磁器
中国陶磁器の価値は、その時代と窯元の権威に大きく左右されます。
五大名窯と稀少な窯
五大名窯と稀少な窯: 汝窯、官窯、鈞窯、定窯、哥窯(宋時代)。これらは世界的に稀少性が高く、わずかな陶片でも価値があります。
景徳鎮窯(けいとくちんよう)
明・清時代の宮廷御用窯。永楽、宣徳、成化、康熙、雍正、乾隆といった各時代の銘が入った作品は、真贋が問われますが極めて高額となる可能性があります。
著名な様式
・青花(染付):元・明・清時代。特に元時代の染付は市場で非常に高額です。
・五彩・豆彩(とうさい):明時代。鮮やかな色絵が特徴です。
・粉彩・琺瑯彩(ほうろうさい):清時代。西洋の技法も取り入れた豪華絢爛な色絵です。
・青磁:龍泉窯、越州窯など。釉薬の透明感と色が評価されます。
書画・文房具
書画は作家の知名度、文房具は素材の希少性が重要です。
著名な画家・書家
・明清時代:文徴明、唐寅、董其昌、八大山人、石濤など。
・近現代:斉白石(せい はくせき)、呉昌碩(ご しょうせき)、徐悲鴻(じょ ひこう)、溥儒(ふ じゅ)など、国際的に評価の高い巨匠の作品。
文房具の名品
・硯(すずり):端渓硯(たんけいけん)、歙州硯(きゅうしゅうけん)など、古くから名高い産地の硯。
・古墨(こぼく):明・清時代に制作された銘のある古墨や、印材(いんざい)として使われた鶏血石(けいけつせき)や寿山石(じゅざんせき)。
玉器・彫刻
玉器は素材の質、彫刻は技術の緻密さが価値を決めます。
玉器
・清時代の白玉(ハクギョク:肌理(きめ)が細かく、透明度が高いもの。香炉や瓶、動物の置物など。
・翡翠(ヒスイ):色の濃さや均一性、透明度の高いもの。
仏像・彫刻
・金銅仏(こんどうぶつ):隋・唐・明・清時代の小型の仏像。
・犀角(さいかく)彫刻:明・清時代。精巧な山水や人物の彫刻が施された杯など。
・竹、木彫刻:黄楊(つげ)や紫檀を用いた、人物や動物の緻密な彫刻。
青銅器・その他工芸品
希少な時代と、宮廷で作られた工芸品は高額査定に繋がります。
青銅器
・殷周時代の鼎(かなえ)、爵(しゃく)など、古代の祭器。
・明清時代の宣徳(せんとく)銅器と呼ばれる香炉など。
青銅器
・景泰藍(けいたいらん):清朝宮廷で発展した七宝焼。
・漆器:堆朱(ついしゅ)、堆黒(ついこく)などの彫漆(ちょうしつ)技法。
・家具:黄花梨(こうか梨)、紫檀(したん)などの銘木を使用した古い中国家具。
中国美術・中国骨董品の査定で重要な6つのポイント
中国美術品は、その歴史的な背景と工芸的な完成度が非常に複雑に絡み合っています。
お客様の大切なコレクションの真価を正確に見極めるために、特に着目する6つの重要ポイントを詳細に解説します。
1.王朝と様式、そして官窯の有無
価値の根幹は、制作された王朝(宋、明、清など)と、その時代の典型的な美術様式に合致しているかです。特に陶磁器の場合、皇帝や宮廷の需要に応じて作られた「官窯(かんよう)」の作品は、最高の技術と素材が投入されているため、民窯とは比較にならない高い価値を持ちます。
2.銘・落款・箱書による来歴の証明
作品の出自を示す銘(サイン)や落款の有無は、真贋鑑定に必須の手がかりです。また、日本人が書いた古い箱書や極め書(鑑定書)が残されていると、その品物が古い時代に渡来した伝世品であるという確かな来歴を裏付ける証拠となり、大きな付加価値となります。
3.素材の品質、工芸技術、そして完成度
使用されている素材の質の高さと、それに対する職人の技術的な熟練度が、工芸品としての価値を決定づけます。陶磁器の釉薬(ゆうやく)の発色、玉器の玉質(ぎょくしつ)の良さ、彫刻の線の緻密さなど、作者の卓越した技術が凝縮されていることが重要です。
4.保存状態と修復(リペア)の有無
美術品の価値を維持するために、保存状態は基本です。欠け、ヒビ、シミ、虫食いなどのダメージがない美品ほど高評価となります。特に、現代の修復(リペア)が施されている場合、その価値が大きく下がる場合があります。購入時のオリジナルの状態に近いほど、高い価値が期待できます。
5.伝世の有無と付属品の完全性
品物が日本国内で長期間大切に伝えられてきた「伝世品」であるという事実は、評価が高くなります。また、共箱(作者や窯元の銘が入った箱)や鑑定書などの付属品が揃っている場合、品物の真贋と稀少性が証明され、査定額が大幅に向上します。
6.意匠の独自性と市場のトレンド
日本の美術品とは異なる中国特有のモチーフや意匠(龍、鳳凰、人物、漢詩など)が施されているかは、その時代や用途を特定する手がかりとなります。現在の国際的な市場のトレンドも最終的な査定額に反映され、特に清時代初期の陶磁器など、需要が高まっている品は評価が上がります。
時間を超えて保存されてきた美と価値を、新たな時間へ
お手元にご不要になった中国美術・中国骨董品がございましたら、ぜひ一度、伽藍堂の出張買取サービスをご利用ください。
20年近く経験を積んできた専門の鑑定士が丁寧に査定し、適正な価格で買取させていただきます。お気軽にご相談ください。

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