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骨董品や古美術品は、単なる古いモノではありません。
それぞれが持つ歴史や文化、職人の想いや芸術家の情熱が込められた、唯一無二の存在です。
伽藍堂では、そんな一点一点の物語を大切にし、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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骨董・古美術とは?

骨董品や古美術品と聞くと、単なる「古いもの」ではなく、特別な価値を持つものというイメージは持たれる方が多いでしょう。
しかし、具体的な定義については曖昧なのではないでしょうか?
そこでまずは、それぞれの定義や魅力、違いについて解説します。
骨董品とは?
骨董品(こっとうひん)とは、古くて貴重価値あるものや、美術的・歴史的価値を持つ古い品物の総称です。
価値に応じて、収集・保存・鑑賞の対象となり、高価で取引されるものもあります。
明確な定義は国や文化によって異なり、欧米では「製造から100年以上経過したもの」をアンティークと呼びます。
日本では、100年未満のものでも価値があると認められれば、骨董品として扱われることもあります。
また骨董品は、作られた時代の背景や文化、人々の暮らしを今に伝える貴重な資料としての側面も持ちます。
食器や衣類、家具、古民具など、かつては日用品として使われていたものが、時を経てその美しさや希少性から骨董品としての価値を持つようになるケースもあります。
骨董品の魅力
1.歴史的価値
骨董品の一つひとつは、人々の暮らしを今に伝える貴重なタイムカプセルです。
それぞれの品物が持つ背景には、特定の時代や文化、人物の物語が秘められています。
2.美的価値
職人の卓越した技術や芸術家の感性によって生み出された美しさは、時代を超えて私たちを魅了します。
現代では再現できないような、優雅で奥深い美しさが骨董品の大きな魅力です。
3.希少性
骨董品の多くは、二つとない一点ものであり、現存数が少ない品物も多く存在します。
手に入れること自体が難しいため、その希少性が大きな価値となります。
4.投資価値
市場の需要や再評価によって価値が変動する資産としての側面も持ちます。
将来的に購入時より高値で取引される可能性もあり、投資対象としても注目されています。
5.実用性
茶道具や食器など、日常生活で実際に使うことができる骨董品もたくさんあります。古い品を日常に取り入れることで、日々の暮らしがより豊かで特別なものになります。
古美術品とは?
古美術品(こびじゅつひん)は、骨董品の中でも特に「美術品としての価値」に重きを置いた古い品物を指します。
絵画、彫刻、陶磁器、書画、工芸品など、鑑賞の対象となるものがこれに当たります。
古美術品は、その制作に携わった作者の技術や感性、芸術的な表現が色濃く反映されており、時代を超えて人々を魅了する普遍的な美しさを持っています。
文化財としての側面も強く、国の歴史や文化を象徴する重要な存在として扱われることもあります。
古美術品の魅力
1.芸術性
古美術品は、作者の卓越した技術、表現力、感性、そして思想が凝縮された芸術作品です。
見る者に深い感動やインスピレーションを与え、心を豊かにしてくれます。
2.文化財としての価値
国や地域の歴史、文化を象徴する作品も多く、重要な文化財として扱われることがあります。
その時代背景や文化的意義を伝える、貴重な資料としての価値を持っています。
3.普遍的な美しさ
時代や流行に左右されない、普遍的な美しさを持っているのが古美術品の特長です。
時を超えて多くの人々を惹きつけ、世代を超えて受け継がれる価値があります。
骨董品と古美術品の違い
骨董品と古美術品は並べられることの多い言葉です。
古美術品は骨董品の中でも特に芸術的価値が高いものと考えると分かりやすいでしょう。
すべての古美術品は骨董品と言えますが、すべての骨董品が古美術品であるとは限らないということです。
(例えば…古い生活用品は骨董品ですが、必ずしも古美術品とは限りません)
買取品目の具体例

骨董品や古美術品は多岐にわたり、さまざまなものが買取の対象となります。
具体的な品目としては、以下のようなものが挙げられますので、参考にしてみてください。
絵画・書画
日本画、洋画、掛軸、屏風、版画、浮世絵、古文書、画賛、水彩画など。
絵画や書画は、骨董品の中でも特に芸術性が高く、時代や文化を色濃く反映しています。
著名な画家・浮世絵師の一例
日本画 …日本の伝統的な画法で描かれた作品です
- 横山 大観(よこやま たいかん)
朦朧体(もうろうたい)という、線を使わずに空気や光を表現する画法を確立した、近代日本画の巨匠です。富士山の絵画が特に有名です。 - 竹内 栖鳳(たけうち せいほう)
帝室技芸員であり、近代京都画壇の中心人物。西洋の写実主義を取り入れた、柔らかく生命力あふれる表現が特徴です。 - 上村 松園(うえむら しょうえん)
日本画では珍しい美人画を得意とし、女性として初めて文化勲章を受章しました。気品あふれる女性像が特に人気です。 - 速水 御舟(はやみ ぎょしゅう)
細密な描写と、装飾的な色彩感覚が融合した独自の画風で知られています。代表作に「炎舞」があります。 - 東山 魁夷(ひがしやま かいい)
静謐で幻想的な風景画を多く手掛け、日本人の心象風景を描き出しました。特に青を基調とした作品は、「東山ブルー」と呼ばれ親しまれています。
洋画 …明治以降に日本で発展した、西洋の絵画技法による作品です
- 藤田 嗣治(ふじた つぐはる)
エコール・ド・パリを代表する画家の一人で、「乳白色の肌」と呼ばれる独特の技法で世界的な名声を得ました。猫や女性像の絵が有名です。 - 岸田 劉生(きしだ りゅうせい)
緻密な写実主義と幻想的な表現を融合させた独自の作風を確立しました。代表作に「麗子像」があります。 - 梅原 龍三郎(うめはら りゅうざぶろう)
力強い筆致と鮮やかな色彩で、油絵の魅力を最大限に引き出しました。文化勲章を受章した日本洋画界の重鎮です。 - 安井 曽太郎(やすい そうたろう)
格調高い肖像画や風景画を多く手掛け、日本の洋画界に写実表現を定着させました。 - 佐伯 祐三(さえき ゆうぞう)
パリの街角を独自の感性で描き続けた画家です。短い生涯ながらも、表現力豊かな作品を数多く残しました。
掛軸・屏風 …床の間や室内を飾る、日本の伝統的な美術品です
- 雪舟(せっしゅう)
室町時代を代表する水墨画の巨匠で、日本絵画史において最も偉大な画家の一人とされます。 - 狩野 永徳(かのう えいとく)
安土桃山時代に活躍した絵師で、織田信長や豊臣秀吉の庇護を受けました。豪壮で力強い桃山文化の象徴的な作品を残しています。 - 円山 応挙(まるやま おうきょ)
江戸時代中期の画家で、写実的な表現を得意としました。後の円山派の祖となり、多くの弟子を育てました。 - 伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)
江戸時代中期の画家で、動植物を驚くほど細密かつ個性的に描きました。近年特に再評価が高まっています。 - 曾我 蕭白(そが しょうはく)
奇抜で大胆な画風から「奇想の画家」と呼ばれています。力強い筆致と独特のユーモアが特徴です。
浮世絵 …江戸時代の庶民文化を象徴する、多色摺り木版画です
- 葛飾 北斎(かつしか ほくさい)
「富嶽三十六景」などの風景画で知られる、世界的にも有名な浮世絵師です。その画業は多岐にわたり、生涯で3万点を超える作品を残したと言われています。 - 歌川 広重(うたがわ ひろしげ)
北斎と並び称される風景画の大家で、「東海道五十三次」シリーズが特に有名です。繊細で情緒豊かな表現が特徴です。 - 喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)
美人画を得意とし、女性の顔の表情や内面を繊細に描き出しました。「大首絵(おおくびえ)」と呼ばれる半身像が代表的です。 - 東洲斎 写楽(とうしゅうさい しゃらく)
役者絵を専門とし、そのユニークでデフォルメされた表現が特徴です。わずか10ヶ月の活動期間に約140点の作品を残し、忽然と姿を消した謎の多い絵師です。
陶磁器
中国陶磁、朝鮮陶磁、壺、皿、花瓶、茶碗、急須、香炉、人間国宝作品、有名作家作品など。
地域ごとの土や技術、文化が反映された個性豊かな美術品です。ご自宅に眠る品が思わぬ名品である可能性も。
日本の代表的な陶工・窯元など
有田焼 …佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器で、日本初の磁器として知られます
- 李参平(り さんぺい)
豊臣秀吉の朝鮮出兵後、日本に渡来した陶工で、有田の泉山で磁石鉱を発見し、日本で初めて磁器を焼いた人物とされています。 - 酒井田 柿右衛門(さかいだ かきえもん)
濁手(にごしで)という乳白色の素地に、赤を基調とした華やかな色絵を施す独自の様式を確立しました。この様式はヨーロッパでも高く評価され、世界中に影響を与えました。 - 今泉 今右衛門(いまいずみ いまえもん)
江戸時代から続く色鍋島(いろなべしま)の伝統を受け継ぎ、代々技術を継承しています。十四代今泉今右衛門が人間国宝に認定されています。
伊万里焼 …有田で焼かれた磁器が、積み出し港の伊万里から全国に広まったため、この名で呼ばれます
- 古伊万里(こいまり)
江戸時代初期から中期にかけて焼かれた伊万里焼の総称です。染付、色絵、金襴手(きんらんで)など多岐にわたります。 - 柿右衛門様式(かきえもんようしき)
濁手という乳白色の素地に、余白を活かした色絵が特徴です。繊細で格調高い作風は、ヨーロッパの磁器にも大きな影響を与えました。 - 鍋島様式(なべしまようしき)
佐賀藩鍋島家の御用窯で焼かれた最高級の磁器です。厳しい基準で作られ、精緻な染付や色絵、精巧な構図が特徴です。
九谷焼 …石川県で生産される磁器で、大胆な構図と色彩が特徴です
- 栄楽(えいらく)
古九谷の再興に尽力した人物。 - 木米(もくべい)
青木木米のことで、京焼の代表的な陶工。 - 吉田屋(よしだや)
青、黄、紫、紺青、緑の5色を使い、赤を使わないという特徴を持つ様式です。
備前焼 …岡山県備前市周辺で焼かれる炻器(せっき)で、釉薬を使わず高温で長時間焼き締められるのが特徴です
- 金重 陶陽(かねしげ とうよう)
人間国宝で、桃山時代の備前焼を研究・復興させました。備前焼を芸術の域にまで高めた功績は大きく評価されています。 - 藤原 啓(ふじわら けい)
鎌倉時代備前焼の豪放な作風を復興させた陶工です。金重陶陽と共に、備前焼の人間国宝となりました。 - 山本 陶秀(やまもと とうしゅう)
備前焼の伝統的な技術を忠実に継承しつつ、新しい表現を追求しました。人間国宝に認定されています。 - 伊勢崎 淳(いせざき じゅん)
無釉の焼締陶に「ひだすき」「桟切り」などの独自の技法を取り入れ、現代の備前焼を代表する人間国宝です。
唐津焼 …佐賀県唐津市で生産される陶器です。土の温かみと素朴な風合いが魅力です
- 中里 太郎右衛門(なかざと たろうえもん)
代々続く唐津焼の窯元の名跡で、十二代は人間国宝に認定されています。伝統的な技法を継承しつつ、新たな作風も生み出しています。 - 中里 隆(なかざと たかし)
十二代中里太郎右衛門の五男。唐津焼の伝統を継承しつつも、現代的な感性を取り入れた作風で知られています。 - 中野 陶痴(なかの とうち)
精密な細工物や置物を得意とし、伝統的な茶道具から普段使いの器まで幅広く手掛けています。唐津駅前のシンボルである「唐津曳山像 赤獅子」も中野陶痴窯によるものです。 - 中川 自然坊(なかがわ じねんぼう)
荒々しい土味と力強い造形が特徴で、特に「朝鮮唐津」や「黒唐津」などで高い評価を得ています。
楽焼 …京都で焼かれる柔らかな陶器です。手捏ね成形と低火度焼成が特徴です
- 長次郎(ちょうじろう)
楽焼の創始者とされ、千利休の指導のもとで茶碗を製作しました。「黒楽」や「赤楽」と呼ばれる独特の釉薬が特徴です。 - 光悦(こうえつ)
本阿弥光悦のことで、書、漆芸、陶芸など多岐にわたる才能を発揮した芸術家です。個性豊かな「光悦茶碗」は、茶人たちに高く評価されました。 - 道入(どうにゅう)
楽家三代で、「ノンコウ」とも呼ばれます。鮮やかな釉薬と、軽やかで自由な作風が特徴です。
美濃焼 …岐阜県東濃地方で焼かれる陶器です。織部、志野、黄瀬戸など、多種多様な様式が生まれています
- 志野(しの)
釉薬に長石を厚くかけて焼くことで、独特の白さと柔らかな質感を生み出します。 - 織部(おりべ)
織田有楽斎の指導のもとで生まれたとされ、緑色の釉薬と大胆な幾何学模様が特徴です。 - 黄瀬戸(きせと)
鉄分を含んだ釉薬を使い、黄色に発色させる様式です。
その他 …特定の窯元や産地に限らず、日本を代表する作家も多数存在します
- 濱田 庄司(はまだ しょうじ)
柳宗悦らと民藝運動を推進した陶芸家です。素朴で力強い作風が特徴で、人間国宝にも認定されています。 - 河井 寛次郎(かわい かんじろう)
濱田庄司と共に民藝運動を支えました。自由で創造性に富んだ作風で知られ、多彩な釉薬を駆使しました。 - 北大路 魯山人(きたおおじ ろさんじん)
美食家としても知られる芸術家で、書、陶芸、漆芸など多岐にわたる分野で活躍しました。自ら器を作り、その器で料理を味わうという独自の美学を確立しました。
中国の主な陶磁器(一例)
数千年の歴史の中で発展し、その時代ごとの文化や技術を反映した多様な様式を生み出しました。
特に評価の高い代表的な様式をいくつかご紹介します。
宋代の青磁(そうだいのせいじ)
青磁は、鉄分を含んだ釉薬をかけて焼くことで、美しい青緑色に発色する磁器です。
その最高峰が宋の時代に作られました。
元代の染付(げんだいのそめつけ)
染付は、白磁の素地に呉須(ごす)と呼ばれるコバルト顔料で文様を描き、透明な釉薬をかけて焼成する技法です。
元代に確立し、その後の陶磁器に大きな影響を与えました。
明代の五彩(みんだいのごさい)
五彩は、釉薬をかけた磁器に、赤、緑、黄などの鮮やかな上絵付けを施して焼き付ける技法です。
元々あった染付の技法と組み合わせることで、より華やかな表現が可能になりました。
清代の粉彩(しんだいのふんさい)
粉彩は、五彩の技術がさらに発展した様式で、清代に最も盛んに作られました。
ガラス質の白い顔料を混ぜることで、グラデーションや柔らかな色彩表現が可能になりました。
茶道具
茶碗、茶杓、香合、釜、棗(なつめ)、水指(みずさし)、建水(けんすい)、蓋置(ふたおき)など。
茶の湯の精神性や美意識を象徴する美術品です。道具それぞれに、作り手の技術や茶人の美意識が凝縮されています。
著名な作家や様式(一例)
茶碗 …茶碗は、茶の湯において最も重要な道具の一つです。その種類は多岐にわたり、一つひとつに個性があります。
- 楽焼(らくやき)
京都で焼かれる陶器で、手捏ね(てづくね)成形による独特の形と、土の温かみが特徴です。千利休の指導のもとで**長次郎(ちょうじろう)が創始したとされ、その後も本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)や楽家三代の道入(どうにゅう)**などが名品を生み出しました。 - 唐津焼(からつやき)
釉薬の景色が豊かで、素朴ながらも力強い美しさを持つ陶器です。「一楽、二萩、三唐津」と称されるように、茶人から高く評価されてきました。 - 萩焼(はぎやき)
山口県萩市で焼かれる陶器です。土の配合や釉薬によって、使い込むほどに表面の貫入からお茶が染み込み、色合いや表情が変化する「茶馴れ(ちゃなれ)」が魅力です。 - 高麗茶碗(こうらいちゃわん)
朝鮮半島で焼かれ、日本に伝わった茶碗の総称です。形や色、質感が多種多様で、侘び(わび)の美意識と結びつき、多くの茶人に愛されました。
釜 …茶の湯で湯を沸かすための道具です。素材や形、作者によって価値が異なります。
- 芦屋釜(あしやがま)
筑前国芦屋(現在の福岡県芦屋町)で製作された釜で、室町時代から高い評価を受けてきました。その繊細で優美な地肌と、精緻な文様が特徴です。 - 天明釜(てんみょうがま)
下野国天明(現在の栃木県佐野市)で作られた釜です。芦屋釜とは対照的に、力強く無骨な造形が特徴で、桃山時代以降に高い人気を博しました。 - 高橋 敬典(たかはし けいてん)
山形鋳物(やまがたいもの)の伝統を受け継ぐ釜師で、人間国宝にも認定されています。伝統的な技法を継承しつつ、現代的な感性を加えた作品を多く手掛けています。
棗(なつめ) …薄茶を入れるための漆器です。茶席を彩る重要な道具の一つで、蒔絵(まきえ)などの装飾が施されています。
- 川端 近左(かわばた きんざ)
代々続く蒔絵師の名跡で、精緻で格調高い蒔絵の技術が特徴です。歴代の作品は高い評価を受けています。 - 中村 宗哲(なかむら そうてつ)
千家十職の一つで、代々続く塗師(ぬりし)の名跡です。伝統的な棗の形や意匠を継承しつつ、新しい表現も追求しています。
彫刻
仏像、木彫、ブロンズ像、象牙細工、根付、木彫、石膏、金属彫刻など。
木や石、金属などを素材にした、立体的な美を表現した美術品です。
著名な仏師・彫刻家(一例)
仏像 …仏教の信仰対象として作られた彫刻で、時代ごとの様式や仏師の個性が反映されています
- 円空(えんくう)
江戸時代前期の修験僧で、全国を行脚しながら簡素で温かみのある木彫仏を多数制作しました。ノミ跡を力強く残した独自の作風が特徴です。 - 木喰(もくじき)
江戸時代後期の僧侶で、円空同様、全国を旅して仏像を彫り続けました。「微笑仏」と呼ばれる柔和な笑みをたたえた作風が特徴です。 - 快慶(かいけい)
鎌倉時代を代表する仏師の一人で、優美で洗練された作風が特徴です。「阿弥陀如来立像」などの名品を数多く残しました。 - 運慶(うんけい)
快慶と並ぶ鎌倉時代の仏師で、力強く写実的な作風を確立しました。「金剛力士像」などのダイナミックな作品で知られています。
木彫 …木材を素材として様々な形に彫り出した彫刻です
- 高村 光雲(たかむら こううん)
明治から昭和にかけて活躍した彫刻家で、写実的な作風と卓越した技術で知られています。上野の西郷隆盛像や、皇居の楠公像の原型を制作しました。 - 平櫛 田中(ひらくし でんちゅう)
高村光雲に師事し、日本近代彫刻界の巨匠として活躍しました。代表作に、京都国立近代美術館が所蔵する「鏡獅子」があります。 - 朝倉 文夫(あさくら ふみお)
「東洋のロダン」とも称される、近代日本の彫刻家です。猫を題材にした作品や、力強い人物像を多く制作しました。
ブロンズ像 …青銅を鋳造して作られる彫刻で、屋外に設置される記念像などによく用いられます
- 舟越 保武(ふなこし やすたけ)
彫刻家であり、長崎の「二十六聖人殉教記念像」などで知られています。キリスト教をテーマにした作品も多く、温かく深い精神性が感じられます。 - 佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう)
写実的な人物像を得意とした彫刻家で、生命力にあふれたブロンズ作品を多数制作しました。「群馬県庁舎前広場の裸婦像」などが有名です。 - ロダン(Auguste Rodin)
フランスの彫刻家ですが、彼のブロンズ像は日本の美術市場でも高い評価を受けています。「考える人」や「カレーの市民」といった作品は世界的にも有名です。
根付 …江戸時代に提げ物(たばこ入れや印籠など)を帯から吊るす際に用いた留め具で、精巧な彫刻が施されています
- 一角(いっかく)
根付の黄金期を築いたとされる人物。人物や動物の根付を多く制作しました。 - 豊昌(とよまさ)
奈良で活躍した根付師で、鹿角を巧みに使った作品が有名です。 - 玉藻(たまも)
江戸時代の大阪で活躍した根付師で、人物や動物の表情豊かな作品を残しました。 - 正直(まさなお)
伊勢で活躍した名工で、写実的で精巧な作風が特徴です。
武具・刀剣
甲冑、刀剣、武士具、日本刀、甲冑、火縄銃、刀装具(鍔など)など。
単なる武器ではなく、その時代の技術や美意識、武士の精神を象徴する美術品です。
著名な刀工や金工師(一例)
日本刀 …世界に類を見ない優れた技術で作り上げられた刀剣です
- 正宗(まさむね)
鎌倉時代末期に活躍した刀工で、五郎入道正宗として知られます。彼の刀は、地鉄の美しさと刃文の華やかさを特徴とし、「五箇伝」の中でも最も高い評価を受けています。 - 村正(むらまさ)
室町時代に活躍した刀工で、切れ味が鋭い実用的な刀として人気を博しました。徳川家に災いをもたらしたという伝説から、妖刀としても知られています。 - 兼定(かねさだ)
室町時代に活躍した刀工で、和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)とも呼ばれます。鋭い切れ味と美しい刀身で知られ、特に幕末の志士たちに愛用されました。 - 長光(ながみつ)
鎌倉時代中期に活躍した備前国の刀工で、福岡一文字派の代表的な存在です。豪壮な太刀を多く作り、華やかな刃文が特徴です。
刀装具 …日本刀を飾る金具で、刀剣の美術的価値を高める重要な要素です
- 鍔(つば)
刀と柄の間に装着する金具で、手の滑り止めや刀身を保護する役割を果たします。装飾性が高く、時代ごとの工芸技術が凝縮されています。 - 後藤家(ごとうけ)
室町時代から江戸時代にかけて、代々将軍家の御用を務めた金工師の家系です。精緻な彫金技術と豪華な装飾で知られています。 - 加賀象嵌(かがぞうがん)
加賀藩(現在の石川県)で発達した金工技法です。鉄地に金や銀を埋め込み、花鳥風月などの繊細な文様を表現するのが特徴です。
甲冑や火縄銃に関しては、特定の作家よりも、時代や地域ごとの様式が重要になります。
- 甲冑(かっちゅう)
戦場で身を守るための武具で、鎧(よろい)や兜(かぶと)などから構成されます。武将の個性や威厳を象徴する美術品でもあります。 - 火縄銃(ひなわじゅう)
戦国時代に日本に伝来し、日本の職人によって独自の進化を遂げました。その精巧な技術や装飾性から、美術品としても評価されています。
金工品
鉄瓶、香炉、置物、仏具、銀製品など。
金属を加工して作られた美術品です。鉄や銅、銀などの様々な素材が使われ、その技法や作家の個性が光ります。
著名な金工師・様式など
鉄瓶 …湯を沸かすための鉄製の道具で、茶道具の一つでもあります
- 龍文堂(りゅうぶんどう)
京都で活躍した鉄瓶の老舗で、精巧な鋳造技術と洗練されたデザインが特徴です。特に、龍文堂四方安之介(りゅうぶんどうよものやすのすけ)の作品は高い評価を受けています。 - 亀文堂(きぶんどう)
鉄瓶に金や銀の象嵌(ぞうがん)を施す技法で知られています。波や山の風景など、繊細な文様が特徴で、独特の芸術性を持っています。 - 金寿堂(きんじゅどう)
江戸時代から続く京都の釜師で、主に鉄瓶を製作しました。その端正な形と精巧な装飾は、多くの茶人に愛されてきました。
香炉 …香を焚くための道具で、茶道や仏具、または鑑賞用の美術品として作られます
- 高岡銅器(たかおかどうき)
富山県高岡市で生産される銅器の総称です。卓越した鋳造技術と彫金技術で知られ、香炉をはじめとする多くの美術工芸品が作られています。
漆器
膳、お椀、重箱、文箱、盆など。
漆の木から採取される樹液を塗料として塗り重ね、装飾を施した工芸品です。優雅な美しさと、丈夫で実用的な特性を兼ね備えています。
著名な技法・蒔絵師(一例)
蒔絵(まきえ) …漆器の代表的な装飾技法です。漆で文様を描き、乾く前に金や銀などの蒔絵粉(まきえふん)を蒔いて定着させます。
- 光琳(こうりん)
江戸時代を代表する画家であり、蒔絵師です。大胆な構図と、金銀の豪華な蒔絵を組み合わせた独自の様式を確立し、「光琳蒔絵」として知られています。 - 抱一(ほういつ)
江戸時代後期の画家・蒔絵師です。光琳の画風を学び、洗練された洒脱な作風で、四季の草花や風情を繊細に表現しました。
螺鈿(らでん) …アワビや夜光貝などの貝殻の内側の、虹色に光る部分を薄く削り、文様にはめ込む装飾技法です。
光の当たり方によって色や輝きが変わり、漆の黒と貝の輝きのコントラストが美しいです。
平安時代から使われ、漆器の格調を高める重要な技法の一つです。
根来塗(ねごろぬり) …朱色の漆を厚く塗り重ね、下の黒漆がところどころ剥げ落ちて見える様式です。
鎌倉時代から室町時代にかけて、紀州根来寺(きしゅうねごろじ)の僧侶が日常的に使っていたことに由来します。
使い込むほどに味わいが増す、素朴で力強い美しさが魅力です。
古道具・その他
古民具、古銭、切手、おもちゃ、時計、勲章、民芸品、着物、人形など。
特定のジャンルに収まらない多種多様な古い品々も、中には思わぬ価値を持つものが多く含まれています。
主な品物と著名な作家
古民具 …江戸時代から昭和初期にかけて、日本の家庭で実際に使われていた生活用品の総称です
火鉢、ランプ、箪笥、桶、看板など。
現代の量産品とは異なり、手作業で作られた温かみや、長年使われてきたことによる独特の風合いが魅力です。
時代背景や地域の文化を色濃く反映しています。
古銭・切手 …その時代や国の歴史を物語る小さな資料であり、多くの収集家(コレクター)に愛されています
大判小判、寛永通宝、記念切手、中国切手など。
発行枚数が少ないものや、状態が良いものは希少価値が高く、高額で取引されることがあります。
特に、中国切手は熱心なコレクターが多く、人気が高いです。
人形 …美術品や郷土玩具として価値を持つことがあります
雛人形、市松人形、御所人形、こけしなど。
江戸時代から明治・大正時代にかけて作られたものは、当時の衣装や技術、美意識を伝える貴重な資料です。
特に、有名な作家が手掛けた人形は高い評価を得ます。
民芸品 …柳宗悦らが提唱した「民藝(みんげい)運動」によって見出された、無名の職人による日常の生活道具です
益子焼、丹波焼、木工品、染織物など。
特に、柳宗悦(やなぎ むねよし)、濱田庄司(はまだ しょうじ)、棟方志功(むなかた しこう)、芹沢銈介(せりざわ けいすけ)など、民藝運動を主導した作家たちの作品は価値が高いです。
骨董品・古美術品の価値を見極めるポイント
骨董品や古美術品の価値は、単に「古い」というだけでは決まりません。
専門的な知識と経験を持つ鑑定士が、様々な要素を総合的に判断して算出します。
1.作者・時代
制作された時代や作者、窯元や工房は、価値を大きく左右する最も重要な要素です。 例えば、桃山時代の茶碗と江戸時代の茶碗では、歴史的・美術的価値が大きく異なります。また、著名な作者の作品は、無名の作家のものと比べて高い価値がつきやすい傾向にあります。
2.保存状態
傷や欠け、ひび割れ、汚れなどが少ない良好な状態であるほど、評価は高くなります。特に、陶磁器のヒビや欠け、漆器の剥げなどは価値を下げる要因となります。ただし、歴史的価値が極めて高いものは、多少の状態の悪さを超えて評価されることもあります。
3.希少性
現存数が少ない一点ものや、現存していることが奇跡とされるような品物は、その希少性自体が大きな価値となります。 例えば、特定の作者がごく短期間に制作した作品や、その様式がわずかな期間しか存在しなかったものは、非常に高い評価につながることがあります。
4.鑑定書・箱書き
作品の真正性や由来を証明する付属品は、評価を大きく左右する重要な要素となります。例えば、作者自身が作品を入れるために作った署名や落款のある共箱(ともばこ)、専門家や鑑定機関が本物であると認めた鑑定書・極め書、品物の歴史を伝える茶人や代々の持ち主による由来書(ゆらいがき)などが挙げられます。
5.美術的価値
作品の持つ芸術性や技術的熟練度も重要な判断基準です。 卓越したデザインや造形、緻密な絵付けや彫金、高度な技術でしか表現できない美しさなど、多面的な視点から評価いたします。その品物特有の美意識や歴史的意義も評価の対象です。
6.流行・需要
骨董品や古美術品の価値は、その時々の市場の流行やコレクターからの需要によっても変動します。 特定のジャンルや特定の作家の作品に注目が集まり、価格が高騰することもあるため、市場の動向を把握することも重要です。
時間を超えて保存されてきた美と価値を、新たな時間へ
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